●読売新聞に掲載された記事が、実際の入試に出題されることも多い
昨年に引き続き、2013年も読売新聞やジャパン・ニューズ(旧・デイリー・ヨミウリ)の記事がたくさん大学入試の試験問題で使用されました。筑波大、富山大などの国立大学、慶應義塾大、上智大、同志社大など、日本を代表する私立大学をはじめ、様々な大学の小論文、英語、国語問題で取り上げられています。ますます、読売新聞の重要性が増していると言えそうです。
もし、試験会場で入試問題を解いているときに、すでに一度読んだことのある文章が問題に出ていたら、とても心強いですよね。読売新聞を日頃からしっかり読んでおくと、そのようなことが起こるのは珍しくありません。ジャパン・ニューズを読んでいれば、英語の長文問題でも同じことが言えます。一度見たことのある内容であれば、余裕を持って問題を解くことができます。しかも、記事を読んだことでその問題についての知識があるのですから、記事を読んだことのない人よりも数段有利です。
実際に読んだことのある新聞記事が入試で出題された場合だけではありません。小論文試験では、読売新聞の記事が課題文として出題され、それについて論じるよう求められることがよくあります。その際、文章で扱われている事柄についてまったく知識がなければ、解答欄を埋めることは難しく、何かの例を出そうとしても、思いつかないまま時間切れになってしまいます。また、課題文で取り上げられた事柄の背景にどのようなことがあるのかも認識しづらいでしょう。
日頃から読売新聞を読んでいれば、以前に読んだ記事を思い出して、課題文をきちんと理解しながら、問題を解くことができるようになります。例えば、長崎大学では、再生可能エネルギーの買い取り制度の普及に関する記事が、課題文になっています。この記事は2012年5月のものですが、その前後に関連記事も多く出ています。継続して新聞記事を読むことで、自分の中の知識や考え方を多面的に深めていくことができるのです。
これは小論文試験以外にも当てはまります。英語の長文の読解であれば、その文章の背景となる知識があれば、わからない単語や難しい表現があっても、内容を類推して読み取ることができます。例えば、TPP(環太平洋経済連携協定)について書かれた英語の文章を読むとき、それについての知識があるのとないのとでは、読解に大きな差が出ることは言うまでもありません。
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