2013年度の大学入試でも、読売新聞の記事が数多く使われました。大学・短大だけでなく、大学院の入試でも使われています。2013年度入試では175校からあり、筑波大、富山大、名古屋市立大、慶應義塾大、上智大、同志社大、日本大、駒澤大など、国公私立を問わず様々な有名校で出題されています。(読売新聞、学研教育みらい調べ、2013年7月12日現在) |
社会問題、国際問題、環境問題など、現代社会が抱える諸問題を取り上げている一般記事は、新聞の中心となる記事。諸問題について深く掘り下げるとともに、広く他の問題とも関連づけて書かれています。大学は、このような記事を小論文の題材とすることで、受験生がどれだけ社会に関心を持っているのか、その問題に対して自分なりの考えを持っているのかどうかを見ようとしています。つまり、一般記事を読ませて自分の考えを述べさせる形式の出題が多いということは、日頃から新聞にどれだけ親しんでいるかも問われているということなのです。
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日曜朝刊一面の「地球を読む」、解説面の「論点」など、読売新聞には各界で活躍する著名人や知識人の寄稿が豊富に掲載されており、この寄稿からの出題も毎年多く見られます。テーマに特化した時事的なニュースを扱っているため、小論文だけでなく国語の課題文としても引用されることが多いのが特徴です。識者の知見に触れる機会を重ねることで、読解力を身に着けながら論理的思考も深めることができます。 |
毎年、多くの社説が出題されています。読売新聞の社説は、現実を見据えた的確な主張を続けており、その先見性が高く評価されてきました。そのため、小論文で受験生の主張を引き出す素材に最適ということで、多くの大学に注目されています。日頃から、社説を読み、その主張に対して自分の意見を持っておくことが大切です。 |
小論文問題では、身近な問題に関する問いも多く、自分なりの意見を持っていることが大切になります。読売新聞の連載記事は、社会問題から選んだテーマに対して、独自の視点から取材を行い、じっくり分析する内容になっています。また、季節の話題や古典などを織り交ぜながら、世の中を鮮やかに斬るコラムは、適度な長さでわかりやすい表現の文章が特徴です。国公立・私立、短大を問わず、まんべんなく出題されており、国語、小論文では、毎年必ず出題されています。 |
ジャパン・ニューズ(旧・デイリー・ヨミウリ)は、「英語」「小論文」における出題件数が87件にものぼります。ジャパン・ニューズには読売新聞に掲載されるコラムや社説の英訳が掲載されています。また、ジャパン・ニューズでヘッドライン(大見出し)の下に「The Yomiuri Shimbun」と表示されている記事は読売新聞の翻訳記事です。両紙を合わせて読むことで読解力をつけると同時に、日本語と英語の表現や組み立ての違いなどを確認することができます。
最初は難しくても、読み続けていく中で、長文読解や速読訓練など、受験に必要な英語力を着実に養うことができると同時に、時事英語の力も身に着きます。
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読売新聞社が出版した書籍や、ニュースサイト「ヨミウリ・オンライン」からも出題されています。
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